会社法とは

 

会社法って何？と聞かれて答えられる経済学部の大学１年生は少ないかもしれません。商法といえば「あぁなんとなく聞いたことはある」（けれど中身はしらない）と答えるのが大半でしょう。会社法とはその名の通り会社の法律です。日本の経済を考える上で会社の存在はかかせないものです。その会社を知る上で会社法の知識は非常に有効です。

 

会社法は、経済活動とも密接な関わりを持っています。厳しすぎる規制は、企業の減少や企業が他国に拠点を移すなど、経済の衰退をもたらし、緩すぎる規制もまた、企業不祥事による企業の衰退など、経済の衰退をもたらします。こうした観点からも、会社法を学ぶことができます。その知識は、会社の入社試験、研修や配属、日常の業務、昇進試験、各種国家試験や資格試験、日々の取引、日常生活での悪徳商法からの防御、自己資金の運用、会社の設立や運営など、幅広い分野で役立つこととなるでしょう。

 

改正にあたって

 

他方の関連等の小さな改正はありましたが、平成17年に会社法が制定されてじめての本格的改正として、会社法の一部を改正する法律案が平成26年6月20日国会で可決されました。

　可決成立日　　平成26年6月20日

　公布日　　　　平成26年6月27日（法律第90号）

施行日は公布日から1年6か月以内の法令で定める日となっており、来年の上半期には施行されると考えられています。